緑茶とは摘み取った直後に発酵を止める不発酵茶つまり日本茶全般のことなんですね。
煎茶も玉露も、玉露に似た栽培方法のかぶせ茶も、緑茶を熱で焙じるほうじ茶も日本茶全般の総称が「緑茶」です。
緑茶は、ウーロン茶や紅茶と違い、お茶の葉を醗酵させないため健康に良い生葉の成分をそのまま残す事ができます。
ウーロン茶などは、酵素を使って中程度に醗酵させたものですし、紅茶は葉が赤くなるまで醗酵させたものです。
そのため、お茶の葉に含まれてるビタミンCなどの健康に良い成分が減少してしまいます。
緑茶に隠された効能・効果
ガンの予防に緑茶が効く?
ガン抑制に緑茶が有効であるという研究発表が出されていますね。
緑茶に含まれるポリフェノールとカテキンが細胞のガン化を予防します。
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また緑茶のビタミン類が発ガン物質を抑制するというものです。
食中毒の予防には緑茶が有効です
昔から寿司には緑茶。この絶妙の取り合わせが、実は食中毒予防にもなるんです。
例年食中毒の40%を占める腸炎ビブリオ菌は、なんとお茶で死んでしまうのです。
また、毒素型ぶどう球菌やコレラ菌までも殺菌する力があるのです。
食中毒予防に、食事時の緑茶はピッタリですね。昔の人って偉い!!
虫歯予防や口臭の予防にも効果を発揮します
歯磨き粉で「フッ素入り」というのを見かけますが、お茶にもこのフッ素が含まれているんですよ。
また、お茶に含まれるタンニンにも殺菌作用あり虫歯を予防します。
口臭は、歯や歯ぐきについた食べ物のカスが原因なんです。
食後にお茶を飲めば、そのカスが洗い流され殺菌作用で、細菌の繁殖を抑えてくれます。
さすが優れものですよね。
O−157にも緑茶は勝つ!
大腸菌O−157に、緑茶のカテキンが有効であるという画期的な発表がされました。
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緑茶のカテキンにはなんと抗生物質のように有害な菌を退治する殺菌作用があります。
10,000個の0−157の菌が入った液に0.9CCの緑茶を入れると、5時間で“0”になったという結果が出ています。
老化防止にお茶が一役!ビタミンEを上まわる効果
体内にできるフリーラジカルや過酸化脂質の生成を抑え、老化を防ぐとして、話題のビタミンE!
その効果を上まわる(データでは約20倍)効果が、緑茶にあることが明らかになっています。
アトピー、花粉症を抑える効能があります
アレルギーや皮膚病を治すには、まずその原因を取り除くことが肝心です。
アレルギーを抑える薬に抗ヒスタミン剤という薬があります。一度は耳にした薬の名前ではないでしょうか?
緑茶にはこのヒスタミンが出ることを阻止する効果があります。
※他にも、動脈硬化や脳卒中の予防、血圧の降下、便秘の解消、など多くの効能・効果があります。
※多くの効能や効果がある緑茶の中でも、「ふかむし茶」が最も体内に吸収されやすいと言う事です。
上品な味!深蒸し茶とは、どんな緑茶?
一般的に蒸しの浅いお茶は、形がきれいに伸び、濃緑色で粉が少なく、上級茶では「針の様な」と言われます。
淹れてみると、黄色みを帯びた透明のうすい色で、山吹色が最高だとされています。
特に山間部で作られる物が多く、味は淡泊で、お湯の温度や抽出時間で味が変化するようなデリケートな面があります。
煎茶道に用いられるお茶は、この蒸しの浅いものです。
深蒸し茶は、形が短くつぶれて、黄色みを帯びた濃緑色で、見た目は粉が多く良いとはいえません。
普通蒸し茶を見慣れた方は、粉っぽく下級茶のような印象を持つようです。
しかし、急須で淹れれば深く濃い緑色、まろやかな香り、強い甘みとこくがあります。
淹れ方が簡単で、どなたでも美味しく淹れることができます。
見た目の良さより、飲んでみると美味しい!深蒸し茶の最大の特徴です。
※身体に良くて、美味しい「深蒸し茶」、試してみたいですね!