「ほうじ茶(焙じ茶)」とは、番茶などの茶葉を強火で炒ったお茶のことです。その材料に番茶、煎茶、茎茶を使うことから一般的には緑茶の一種だとされています。
茶葉を焙煎することによって生まれる独自の香ばしさが楽しめます。茶葉を炒る(焙じる)という処理が渋み成分(タンニン等)やカフェインを減らし、子供からやお年寄りまで安心して飲めるお茶として人気です。
その多彩な香りとともに最近ではデザートの原料としても注目されています。
ほうじ茶の主な成分と効能・効果
①テアニン・・・リラックス作用
テアニンは、日光に照らして育つ高級茶葉の玉露や抹茶に多く含まれますが、同時に玉露や抹茶にはカフェインも多く含まれます。
逆にほうじ茶の葉は、比較的安価な物が多く、葉は緑茶を炒った(熱を加えた)物でアミノ酸の一種であるテアニンは壊れて無くなります。
しかし、緑茶とは違ってカフェインも一緒に壊れるため、カフェインが半分以下になります。
カフェインが多いとリラックスどころか覚醒し、興奮状態になってしまうため、テアニンのリラックス効果をなかったことにしてしまうのです。
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カフェインが少なくテアニンを適度に含む、ほうじ茶であれば、リラックス効果を得ることができます。
※テアニンは80℃のお湯でいれると、一番出てくるためポットで設定できない場合は、熱湯を冷ましてからいれると最適です。
②クロロフィル・・・消臭効果
ほうじ茶はクロロフィルを含むため、強い消臭効果を持っています。嫌な臭いを消してくれるんです。
掃除の際にタオルにほうじ茶で湿らせて拭くと消臭効果が長続きします。
ほうじ茶自体の匂いが付いてしまいそうですが、葉は焙煎されていて匂いが弱く匂いがつくほどではありません。
掃除や靴が臭い場合にも大活躍しますからメリットの方が大きいですね。
③ビタミンC、ビタミンE
(ビタミンCの効果)皮膚や粘膜の健康維持で美容効果も期待できます。
コラーゲンは酵素によって作られるのですが、その酵素を作るお手伝いするのが「ビタミンC」なので質の高いコラーゲンがたくさん作られます。
コラーゲンが増えると、皮膚にたくさんの水分を留めることができるので肌にハリと潤いが生まれるのです。これって女性にはポイント高いです。
(ビタミンEの効果)酸化防止(ガン・老化予防)にも効果を発揮します。
ビタミンEが不足すると細胞が弱ってしまうため、老化やガンの進行を誘発してしまいます。
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例えば、鉄や金属で作られる自転車は、雨や水にさらされると錆びてしまいます。それを防ぐため、フッ素加工をしますよね。
ビタミンが、体内でそれと同じ働きをします。ビタミンC、ビタミンEの両方を含む「ほうじ茶」を毎日飲むと良いでしょう。
④カテキン
カテキンを摂取することで、脂質・糖質の吸収を抑えると共に体脂肪を燃焼してダイエットのお手伝いをしてくれます。
カテキンは殺菌作用も持っているため、口臭や虫歯の原因となる菌を殺してくれる効能を持っています。
冷え性改善!ほうじ茶のポカポカ効果
このピラジンという成分は、ほうじ茶の香りの素となっている成分で、リラックス効果、血行促進によるポカポカ効果があります。
お茶は、一般的に体を冷やす飲み物とされていますが、ほうじ茶は逆で、体を温める飲み物に分類されます。
このポカポカ効果は、結構なもので本当に体の中からポカポカしてくるので冷え性の方が多い女性には嬉しい効能ですよね。
※優れものの「ほうじ茶」。思っていたよりもズッと効能や効果がありそうですね。リラックスタイムは、ほうじ茶でホッとしましょう。