緑茶

妊婦さんは緑茶に注意?緑茶を飲むベストなタイミングとは?

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妊婦さんは緑茶に注意?緑茶を飲むベストなタイミングとは?

妊婦には水分補給が必要な理由

女性は妊娠すると体の脂肪がふえ、その脂肪が燃焼することで基礎体温が上がります。新陳代謝も活発になるので、暑さを感じやすかったり、汗をかきやすくなったりしますね。

お腹の赤ちゃんの代謝もお母さんがするわけですから、妊娠中はいつも以上に、水分補給が必要です。水分をとることは脱水症を防ぐだけではありません。

  • 血液の流れをよくする
  • 便をやわらかくする
  • 体内の老廃物を流して新陳代謝を促し疲れにくくする
  • 尿量をふやして膀胱内や尿道の細菌を洗い流す

などさまざまな体の不調を予防することにもつながります。妊娠中の健康維持と、おなかの赤ちゃんの健やかな発育のためにも、十分な水分補給を心がけてくださいね。

 

妊婦に必要な水分摂取量(1日あたり)

人間は飲み水と食品に含まれる水分で、1日最低“2リットル”の水が必要とされています。ただし、妊娠中はお腹の赤ちゃんの分も考えなければいけませんから「ふだんより少し多め」を意識してください。

“つわり”の時期は、とり込んだ水分を体内に蓄えるように体が働きます。吐き気がするのに、つらくなるほど水分をとる必要はありません。飲みやすいもので上手く補ってくださいね。

具体的には、お母さんの体に脂肪がつき始める妊娠20週目位から、徐々に10〜30%アップさせていくのが理想的です。

赤ちゃんが急激に大きくなる妊娠30〜40週は、子宮に大量の血液が集中します。赤ちゃんにサラサラの血液を送るためにも、こまめな水分補給を心がけましょう!

 

妊婦さんが緑茶を控えるべき理由

妊婦さんは緑茶に注意?緑茶を飲むベストなタイミングとは?

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緑茶のカフェイン含有量は、コーヒーの約半分で30mgほど。1日のカフェイン上限摂取量の目安が150mgとすると5杯は飲めるという計算です。ただし、玉露はカフェインが180mgなので1杯でも越えてしまいます。

緑茶が妊娠中できるだけ控えた方がよい飲み物とされている理由は、カフェインではなく「タンニン(カテキン)」が多く含まれているからです。

では、妊婦にとって何がよくないのかというと、タンニンの主成分であるカテキンが「葉酸」の働きを阻害してしまうからです。

葉酸はビタミンB群の一種で、妊娠中一番必要な栄養素です。娠初期に葉酸が不足すると、赤ちゃんの先天異常のリスクが高くなると言われています。

葉酸の摂取は厚生労働省からも呼びかけられていて、母子手帳にも記載してあります。妊娠中にタンニンを摂取しないほうがいい理由はまだあります。

このタンニンは鉄と結合して「タンニン鉄」になり、鉄分の吸収も阻害してしまうのです。鉄分も妊婦にとって欠かせない栄養素の一つで、妊娠初期では8.5mg、中期〜後期では21mgの摂取が推奨されています。

妊婦に不足しがちな鉄分を摂取しているときは、緑茶を飲むのは控えたほうがよいでしょう。

※「絶対に一滴も飲んじゃ駄目!」というわけではありません。飲んでしまっても1日に1杯〜2杯程度であれば特に問題ないと思います。

 

妊婦さんが緑茶を飲むベストなタイミングとは?

妊婦さんは緑茶に注意?緑茶を飲むベストなタイミングとは?

 

やっぱり、リラックスしたいときに緑茶が飲みたいという妊婦さんのために、飲んでも良いかなと思うタイミングを挙げてみます。

緑茶に含まれるカフェインは交感神経を刺激する作用があり、できれば寝る3〜5時間前には飲まない方が良いでしょう。

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また、タンニンのことを考えると、「食事前の1時間」は飲まないようにする、「食事中」は飲まないようにする。

また「食後は最低でも30分、できれば4時間」飲まないようにするなど、 気になる方は時間を守って飲むと安心できますよね!

飲む時間帯は、例えば朝6〜7時に食事を摂ったのであれば、午前10〜11時頃に1杯。午後は、おやつの時間などに1杯程度!

※これなら、気分的にも安心して緑茶を楽しめます。妊娠中のストレスは禁物です!


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