黒大豆を原料としたお茶のことです。イソフラボンなどの栄養や、黒い皮の部分にはアントシアニンが多く含まれています。
アントシアニンは血液をサラサラにし、老化防止やアレルギー症状の改善など様々な効能がある飲み物です。大豆本来の栄養素であるビタミンEやサポニンなどの吸収を促進してくれるのもアントシアニンです。
コレステロールの除去効果でダイエット飲料として、またノンカフェインのため子どもや妊婦さんも安心して飲むことが出来ます。
黒豆茶には、発芽した黒豆を香ばしく煎り粒のままティーパックに詰めているものと、細かく砕いているものがあります。黒豆の香ばしい風味を味わうなら、黒豆が粉砕されていないお茶の方がえぐみや濁りもなく味わえます。
黒豆は、お正月に欠かせない食べ物ですが、お正月を過ぎると食べる機会は殆どありません。黒豆のお茶は独特な豆の風味と香りが楽しめ、冷えても豆の甘さを味わえます。
黒豆の成分を煮出して作る黒豆茶は、黒豆の豊富な栄養成分を簡単に、体に取り込むことができる飲み物と言えます。
それに、煮出した後の黒豆も柔らかくなって食べることが出来ます。
黒豆茶は不妊にも効果がある!?
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様々な効能がある、体に良いお茶「黒豆茶」ですが、なんと“妊婦さんになる前”の不妊にも効果があると言われています。
やはり、大豆イソフラボンに秘密があるようです。女性ホルモンの一つに似た成分で、同じような効能がある事が分かっています。
現在では、実際にイソフラボンの効果に着目している不妊治療の病院もあります。
●女性らしさのエストロゲン(卵胞ホルモン)の働き
子宮に作用して、妊娠に備えて子宮の内膜を厚くする他、自律神経・骨・皮膚の働きにも関わります。卵胞ホルモンの分泌が多い時は、心も体もお肌さえも、比較的安定している体調の良い時期です。
●プロゲステロン(黄体ホルモン)の働き
受精卵を着床しやすくする。そして妊娠後は妊娠を継続する働きをするのです。排卵後から次の生理にかけて分泌されます。ホルモンの分泌が多い時は、腹痛や頭痛の原因となります。
精神的に不安定になったり、肌荒れを起こす少し困りものの女性ホルモン。症状が重い時は、PMS・月経前症候群と呼ばれています。でも黄体ホルモンは、女性にとって無くてはならない存在です。
2つのホルモンが一定の周期で、それぞれの分泌量のバランスを変えながら女性の体だけではなく、心にも作用しています。
このバランスが良ければ生理、妊娠そして、出産が可能になります。不妊は、そのバランスが不安定な場合が多いのです。
そして大豆イソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンに代わって、バランス安定の手助けをします。また不妊治療中の方は、カフェインの摂取は少ない方が望ましいのです! 妊活中の癒しに、ノンカフェインの黒豆茶ですね。
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黒豆茶は妊婦さんにおすすめの飲み物
黒豆茶は、妊娠中に安心して飲めるものの代表格です。黒豆は健康食品として知られており、ノンカフェイン、無添加、無着色です。
自然のもので作られているお茶ですので妊婦さんの体に優しい飲み物だということは間違いないですね。黒豆に含まれるアントシアニンやイソフラボンには、高血圧の予防、生活習慣病の予防、便秘の改善、美肌効果などの効能があります。
妊婦さんは妊娠後期に高血圧などの妊娠中毒症にかかってしまうことがあります。そのような時に血液をさらさらにして血圧を下げる効果がある黒豆茶がおすすめです。
また女性ホルモンに似た成分があり、妊娠期に不安定になりがちな妊婦さんの女性ホルモンをコントロールしてくれる作用もあります。
※体を温めリラックスできる効果もあるので、妊娠中イライラして精神的に落ち着きたいなと思う時に、おすすめできる飲み物です。