レッドブルはリポビタンDやユンケルなど栄養ドリンクは『医薬部外品』という分類です。医薬部外品とは、医薬品よりはおだやかだけど、 体に何らかの改善効果がある飲み物です。
つまり栄養ドリンクとは、薬ほどは効かないけれど、体が少しは元気になる飲み物という事ですね。レッドブルは「エナジードリンク」というジャンルの飲み物です。簡単に言うと「清涼飲料水」ですね!
成分や効能表示に制限があるので、効き目が強い成分(代表的な成分はタウリン)は使えません。CMでも「元気がでる」や「滋養強壮」等は使えず、『翼をさずける』の様なキャッチコピーを使っています。
レッドブル1缶に含まれる成分
カフェイン
80mg(コーヒー1杯40~180mg、お茶1杯50~80mg、コーラ1缶30~50mg、栄養ドリンク1瓶30~80mg)
アルギニン
300㎎、100mlのレッドブル・エナジードリンクには、砂糖とぶどう糖を合わせて11g相当が含まれています。
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この糖類の総量は、100mlのリンゴジュースやオレンジジュースと同じです。250mlのレッドブルだと約28g含まれていますね。
他には、ビタミンB群と新鮮で最高品質のアルプス水が成分として含まれています。
レッドブルの飲み過ぎによる身体への悪影響
レッドブルについて『飲み過ぎは危険』とか『飲み過ぎて死亡』という記事が目に付きます。これは、アメリカで40代の男性がレッドブルを飲み過ぎて、 死亡したニュースからだと思います。
この人は1日に4本のレッドブルを毎日飲んでいたらしいのですが、 心臓に疾患を持っていたようですね。
カフェインの過剰摂取による心臓発作が死因
体重が50㎏の人が、1時間以内に325mg以上のカフェインを摂った場合に急性カフェイン中毒になる可能性があると言われています。当然個人差がありますし、カフェイン中毒では死亡する事はほとんどありません。
カフェインの摂り過ぎが原因で死亡するには、体重50kgの人で、10,000mgものカフェインを摂らなければ致死量になりません。
レッドブルだと125本分なので、普通は飲めませんね。ただ、飲んでも眠気が取れなからと言って、一気4、5本飲むのは止めた方が良いでしょう。
アルギニンは体内で作られるアミノ酸の1種ですから副作用はありませんが、やはり摂り過ぎには注意しましょう。
1日5,000mg以上を摂取すると身体には良くないようです。しかし、アルギニン5,000㎎はレッドブル約17本分もの量になります。
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タンパク質ですのでアルギニンによるアレルギーなどもありません。カフェイン同様、無茶な飲み方をしなければ大丈夫です。
ただし、アルギニンなどの作用で血管が拡張しているのは、自分の力ではないので、身体に負担が蓄積していることは間違いありません。
しっかりと栄養と睡眠を取って、身体をいい状態に保つことが、ドリンクに頼らないで身体をいい状態に保つ唯一の方法です。
カロリーにすると大したこと無いのですが、気をつけないといけないのは、糖類を摂取することによって、血糖値が急上昇するということです。
物事は何でもそうですが、急上昇すると必ず急降下します。血糖値も同じで上がるのが早いと落ちるのも早いです。血糖値が急激に落ちると集中力が切れたり、イライラしたりします。それが起こりやすくなるのです。
血糖値が落ちてきた時に、ドリンクで血糖値を上げ、エネルギーがあると身体が思う状態を作ってしまう事になります。初めのうちはいいかもしれませんが、常用してくるとこれがないと集中できない!なんて事が起こるかもしれません。
※いずれも、身体に異常が起こらない量は?という事で上限を挙げています。
やはり、1日に1本くらいを気分転換に飲む程度が、健康にも仕事の効率アップにも良いのではないでしょうか?